今年15日に広瀬すずさんの兄、大石晃溝也さんが運転する車が前方の44歳会社員が運転する軽自動車に追突する事故を起こし現行犯逮捕されました。
警察の調べで事故当時、大石さんの呼気からは基準量を超えるアルコールが検出され、判断力が低下している状態でさらにスマホ操作をしてながら運転をしていたことが分かっているそうです。
有名人の家族が起こした事故ということでニュースで大きく取り上げられるなど世間の認知は大きくなっている模様です。
そして特に今回問題視されているのは、飲酒もさることながら「スマホのながら運転」に関して。
スマホの「ながら運転」厳罰化する法案を政府が提出。事故起こさなくても懲役6ヶ月
つい先日、政府が最近事故件数が増えている高齢者の自動車運転事故やスマホ普及に起因する「ながら運転」を厳罰化する法案を提出すると発表があったばかりです。
そんな中での今回の事故報道でさらにながら運転の危険性に対する認知が高まっており、テレビやネットで事件を知った方や過去これら「ながら運転」や「飲酒運転」をするドライバーからの危険行為に遭ったという方から批判の声が上がっています。
しかし実際にスマホを車内で使うことがあるドライバーからは以下のような意見も・・・
↓↓
①スマホをナビ代わりに使うことも摘発範囲になるのか
②車内でスマホで音楽を聞くのもNGなのか
③自動車だけでなく自転車や歩行者のながら運転も取り締まるべき
まあ特に自転車や歩行者のスマホの「ながら運転やながら歩行」に関しては以前から議論されていた部分ではありますが、罰則の対象が今後どこまで拡張されるのかが気になるところですね。
自転車と歩行者のスマホ「ながら運転」も取り締まれ!自動車だけは不公平!
ガラケーからネット閲覧からゲームまでさらに便利で楽しいコンテンツが豊富になったススマホはもはや現代人の生活の一部になっています。
今回の罰則強化は主に自動車でのながら運転が中心になりそうですが、
「スマホのながら運転なら自転車に乗っている人や歩行者だってやっている」
「相手が歩行者や自転車のながら運転でも事故を起こしたら自動車が悪くなる」
そこで↓↓
「これって不公平!」
「やっぱり原因を作ったほうが悪いという方向に持っていくべき!」
という声が根強くなっています。
私も車を運転しますし小さな子供を連れて出歩くこともあるのでこの意見には一部賛成できる部分があります。
ちょっと外を見回してみるとスマホを操作している人に出会わない日はありません。スマホ画面に夢中になっている人とぶつかりそうになったりニュースで報道されているのを見たりね。
スマホをナビ代わりするのとカーナビ画面を見るのは何が違うの?
スマホをナビ代わりに運転しているドライバーから上がっている意見はまさにコレ。
↓↓
「スマホのナビ画面を見るのとカーナビの画面を見るのは何が違うのか?」
「タブレットもダメなの?カーナビ画面と同じ位の大きさだよ!?」
「操作をすればどっちも危険性は同じなのでは?」
この気持ちは理解できる部分もありますが、スマホは画面が小さいので見にくいところもありますし小さいゆえに運転中の注意が反れやすいという側面もあります。
また低品質なカーナビよりスマホのナビアプリのほうが色々と便利だという面もあり、道交法の厳罰化の流れを受けて尚、スマホのナビを使いたいという声もあります。
ただ実際にスマホ操作しながらの運転が危険なのは事実ですよね?
特に自分が事故を起こした加害者になった時や逆に被害を受ける側になった時に改めて実感することになるでしょう。
2018年はドラレコブームに続いてカーナビブーム来るか!?
去年2017年に起こった危険運転ドライバーが原因での高速道路死亡事故の報道から危険運転をする悪質ドライバーから我が身や家族を守るため、ドラレコが一気にブームになりました。
スマホの「ながら運転」の厳罰化法案がいつ成立するのか、どこまでがセーフなのか、自動車・自転車・歩行者どこまで法律の範囲が適用されるのか不明です。
ですが、もし法案が成立すれば「直接事故の危険を感じない場合でも」とい言われている通りスマホをナビ代わりするのは勿論、車内でのスマホ操作の殆どが罰金刑や禁固刑になる可能性が高くなります。
ですので法案成立前後に今度はカーナビのブームが起こるかもしれません。運送業の方や営業関係の方はナビにスマホを使っている方も多いでしょうから。
余談ですがうちの息子が営業の仕事をしていますが運転中でも会社から電話があれば出ざるをえないことがあると言っており、都合よくコンビ二など駐車できる所が無い場合は困ると漏らしていたことがあります。
違反で違反切符きられたこともあると言ってました。
息子と同じようにお仕事をされている方は会社からの緊急の電話など困る部分も出てくるかもしれませんが、ドライバー側がながら運転しないのは勿論ですが会社側も運転中のドライバーには電話しないなどの配慮も必要になってきますね。
そもそもナビが必要な業種の場合は会社側が社用車にカーナビを設置してあげて欲しいものです。必要なのに付いてないとか、酷い所はナビは自費とかのブラック企業もありますから。
さいごに
スマホの「ながら運転」に関してはまだ賛否両論ありますが「ながら運転」の危険性を認知している方の中には厳罰化の報道を受けて早くもスマホナビからカーナビに変更したというドライバーもいらっしゃいます。
まだそこまで至っていないというドライバーでもスマホナビは音声だけ聞いて画面は見ないという方もいました。まあこれについては「?」と思わなくもないですが。
何にしても「スマホのながら運転」に関しては加害者にも被害者にもなるうることなので、これを期に一度その危険性について考えてみても良いのではないかと思います。