うんこ漢字ドリルは面白い例文で子供の興味を刺激する!批判 vs ユーモア

小学生になると誰もが使う漢字ドリル、この漢字ドリルが今ツイッターや書店で話題になっています。

その話題になっている漢字ドリルは「うんこ漢字ドリル」
文響社さんが出版元なんですが、全ての例文にうんこが使われており、内容も絶対こんなシチュないだろうというようなユニークな仕上がりとなっています。


ここで問題になるのが今の規制が多い世の中で下品の代名詞とも言える「うんこ」を使った漢字ドリルが受け入れられるのかということ。


今も、うんこ漢字ドリルはいくつもシリーズが販売されていますがやはり発売前の校閲では例文内容においていろいろ修正提案が上がってたみたいです。


例えば

■いじめを連想させる
■子供が真似すると大変
■こんなシチュエーションは現実には起こりえない


などなど一応、学習教材としての体裁を整えるのに作者の古屋雄作氏との間で協議がされていた模様です。


これを下品として批判するか、ユニークとして面白がるか保護者や見識者など世間でも賛否両論出ているようですね。


でもまあ百聞は一見にしかずなので楽天ブックスで内容の一部を立ち読み出来ますので見てはいかがでしょう?
↓↓


出版社の文響社さんはなぜ、うんこ漢字ドリルを企画しようと思ったの?

うんこ漢字ドリルを企画した文響社さんのお話によると教育とエンターテイメントの融合が目的とのこと。


そもそも「うんこ」というワードは今も昔も子供の興味や笑いを誘う子供時代のブームとも言えるものになっています。


例えば昭和の頃は、うんこが堂々とアニメや漫画に描かれていました。一例を出すと私の記憶に残っているのが鳥山明氏が書いたDr.スランプ アラレちゃんです。


アニメの中ではうんこを棒に差して友達を追いかけたり、つつく「つんつくつん」が流行りました。


今の保護者からすると下品とか汚いとか大きなクレームを生みそうな内容でしたが、当時の子供が大人になって、これら「うんこ」に興味を持ってダメ人間になったか言えばそんなこと無いですよね?

そもそも勉強は興味を持ってもらうことが最重要

そもそも勉強というのはそれをやる子供が興味を持つ内容であるかどうかが一番大事なのであって、どんなに素晴らしい内容の教材でも興味を示さないのであれば無意味です。


まずは勉強を面白いと思ってもらえたら最初のミッション完了なんですよ。


子供がものすごく興味を持つものって昔から大人から見ると「何でや?」って思うのが多いですし、一定の法則みたいなものもあります。


例えばピコ太郎のアッポーペンの歌とか芸人のリズムネタとか、おおっぴらに言うには憚られるワード(ウンコとか)ね。


英語の教材だって歌とかリズムを使って興味をひいていますよ。


別にこれらに興味を持ったからと言って子供が大人になってアホになることには関連性が無いですし、私のような親の立場からしても全く勉強に興味を抱いてくれいないくらいなら、ちょっとくらい下品だって良いと思っています。


もし子供が真似するからダメだって思うなら、万が一わが子がウンコを他の子に投げるとか悪いことをしたならそこを注意するのは親の役目です。


子供の半数以上が真似をするくらいの社会問題にでもなれば別ですがね。
そんことありました?

勉強でも遊びでも子供は興味を持ったことへの学習能力がズバ抜けている

勉強でも遊びでも、日常のささいな事でも子供は興味を持ったことへの学習能力がズバ抜けています。


あっと言う間に覚えてしまって、自分でアレンジしたりしてさらに学習します。


はっきり言ってこの子供の興味を持った事への学習能力の凄さを利用しないのはもったいない以外の何者でもないと思います。


下品だからと言って批判して取り上げてしまうのと、おーやれやれと言って子供の興味を大事にするのかで学習へのモチベーションは大違いですよ。


勉強なんて興味を持ったもん勝ちなんです。

うんこ漢字ドリルの例文は大人でも笑ってしまう、面白いよ

うんこ漢字ドリルの例文をいくつか見てみましょう。


【例文①】
友達に借りていたうんこを返す

【例文②】
いくらうんこに話かけても返事はしません


これ日常では絶対無いシチュエーションですよね?
だからこそ興味をそそって面白いでのです。


実は作者の古屋雄作氏は大人なら結構知っている方も多いあるものの作者でもあります。


それは「うんこ川柳」と「温厚な上司の怒らせ方」です。
こちらも結構ブームになったので知っている方も多いはずです。


まあこんな感じでうんこは大人の間でも興味をひくキラーワードなわけです。

うんこ漢字ドリルで友達とワイワイしながら勉強って良くない?

勉強って受験でライバルを蹴落とすためにやっている節があって1人で孤独にやるイメージがありますが、別に友達とワイワイと楽しみながら使う教材があったって良いと思うんです。


誰かと一緒に勉強すれば分からないところを教え合えますし、孤独にもなりません。いつもは険悪なお友達同士だってこれをきっかけに何となく仲が深まるかもしれません。


作者の古屋氏も出版元の文響社さんもまさに友達と楽しみながら学習できる教材という部分も重視されていて、今回のうんこ漢字ドリルはそれが実現したものなんですよね。


うんこは世界を救うと言うには大げさかもしれませんが、小学生の勉強嫌い救うということであれば、その一助になってくれそうです。


今後はうんこ算数ドリルとかうんこキャラで学ぶ歴史とか別も教化のドリルが出てきて欲しいですね。


特に社会なんかは歴史上の登場人物をうんこで擬人化して漫画形式の教材すればウケそうだと私個人は思ってます(笑)