夏は毎年、海水浴に行くっていう方も多いと思うんですがこの時期に対策したい代表的な物がクラゲ、サメ、日焼けです。
今回は海水浴で注意すべきこれらの中でもクラゲ対策について豆知識を書いていきますね。
夏にはしばしば海の危険生物ということでキロネックスとかカツオノエボシなどのクラゲが紹介されいて刺されるとこんな風になるよという写真なんかを目にする機会も多いと思います。
クラゲが多くなる時期は7月~8月と言われていますが最近は温暖化の影響なのか9月にもクラゲの目撃情報が多くなっています。
ではこれらクラゲに刺されてしまった場合や刺されないための対策はどのようにすれば良いのでしょうか?
私も今日見た世界仰天ニュースで知ったんですがクラゲ対策といっても種類によって対処法が違うんです。
間違った対策をやる前に知っておいて良かったです。
目次
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日本に生息するクラゲ、カツオノエボシとハブクラゲ。対処法が違う
クラゲ対策の王道と言えばお酢をかける対処法がよく知られていますが、実はお酢が効果的なクラゲと逆効果になるクラゲが存在します。
日本に生息するクラゲで注意すべきなのはカツオノエボシとハブクラゲなんかが代表的です。
ではお酢が効果的なのはどっち?
カツオノエボシはお酢が逆効果
カツオノエボシは死亡例の多い日本に生息するクラゲで発生時期は3月から8月頃になります。
自分で移動することが出来ないので波の流れに任せて移動しており、基本的には近づかなければ大丈夫なクラゲでもあります。
でも波の速さによっては人が泳いでも逃げられないこともありますので波が激しいところには行かないほうが良いですね。
【その場でする対処法】
対処法は水で洗い流すことです。
海水浴場ではミネラルウォーターを販売していたり、持参している方も多いと思うので刺されてしまったらすぐに周囲に助けを求めお水を持っていないか聞いてみましょう。
そして出来だけ早く病院で診察を受けてくださいね。
【症状】
刺されると強烈な痛みがあるため、毒が回りきるよりも早く痛みのショックでパニックになり溺れてしまう方も少なくありません。
刺された場合の症状は触手が触れた部分がケロイド状(酷いミミズ腫れ)になり、助かったとしても高確率で傷跡が残ってしまいます。
またアナフィラキシーショックを起こすこともあるのでかなり注意が必要です。
ハブクラゲはお酢が効果的
ハブクラゲは名前の通り沖縄に生息する猛毒ヘビのように短時間で人間を死に至らしめるも猛毒を持っているクラゲです。
その毒性はハブよりも強力で刺されてしまうと死亡率が高いです。
発生時期は5月から10月と長く、沖縄や奄美といった暖かい海域に住むクラゲなのでこの時期に旅行する予定がある方は注意が必要です。
【その場でする対処法】
ハブクラゲに刺されてしまった場合はお酢が有効です。
お酢でクラゲの刺胞をマヒさせて触手を剥がれ易くしてから取り除きます。この時も素手で触らず、割り箸を使うなどして触手にそって剥がすように取ると良いでしょう。
あればピンセットが安全で簡単かもしれませんが海水浴でこれを所持している方はほぼいないと思われますので割り箸が一番入手しやすいと思います。
こちらは刺されてから死亡までの時間がかなり短いです。
いち早く病院での治療が必要なので応急処置と平行して近くの人やライフセーバーに助けを求め救急車を呼んでもらいましょう。
【症状】
刺されると激痛がはしり、赤いミミズ腫れのようになります。最悪、刺されたところが壊死することもあるので対処もスピード勝負なところがあります。
ハブクラゲの場合も刺された時の痛みによるショックで溺れてしまったり、心配停止することあります。
殺人猛毒クラゲ キロネックスが日本の海にいる可能性
殺人猛毒クラゲとして有名なキロネックス。生息地域はオーストラリアやフィリピンなどの暖かい海域です。
キロネックスはハブクラゲの強化版のようなクラゲで、自走することが出来るクラゲです。約4ノット(約時速7キロ)で泳いでくるヤバイ奴です。
今のところ日本での目撃情報はありませんが、海の温暖化の影響で日本の海域にも現れる可能性を示唆されています。
このキロネックスは毎年、死者を出している危険なクラゲで刺された場合はお酢が有効なので生息地域の海水浴場にはお酢が常備されてあったり、お酢を持参するように看板が立っています。
まあ日本の海水浴場で出会う可能性はほぼ無いでしょう。
クラゲに刺された時の対策と刺されないための対策
クラゲ対策は「クラゲに刺されないための対策」と「刺されてしまった時の対策」が必要です。
まず刺されないためには近づかないのが一番ですが、
全身を守るアイテムを使うことが有効です。
↓↓
・ウェットスーツ
・スポーツ用のタイツ
・ワセリンや日焼け止めを厚めに塗る(毒性の低いクラゲのみ)
刺されてしまった場合は↓↓
・お酢
・ピンセットや未使用の割り箸
どのクラゲに刺されるか分からないので両方、準備しておいたほうが良いですね。
その他、日本の海水浴場で出会う危険があるクラゲ
ミズクラゲ
生息時期は6月から8月で日本でも多くの海で見かけます。毒性は低く刺されてもあまり痛みを感じないこともあります。
日本で大量発生がニュースなったりしましたね。
アカクラゲ
発生時期は5月から11月。
刺されると強い痛みとミミズ腫れや水泡が出来ることがります。呼吸困難による死亡例もあるのでやや危険度の高いクラゲです。
アンドンクラゲ
生息時期は6月から9月で名前の通り見た目が行灯のようです。
刺されると激痛がはしりミミズ腫れのようになりますが毒性は低く死亡する危険性は低いでしょう。
ただ子供が刺されてしまうとパニックになり溺れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
このように一言でクラゲ対策といっても種類によって王道の対策が逆効果になることもあります。
まとめるとカツオノエボシが水、ハブクラゲはお酢が有効です。
その後、触手を取り除く時は素手で触らずピンセットやきれいな割り箸を使う。
海水浴が本格的になる前に刺されないための準備と刺されてしまった時の対策を知っておきましょう。