ドラレコ レビューまとめ。画質、駐車監視、WDR、全方向、最低限必要な機能は?


このブログでも何度かおすすめのドラレコについてレビューを書きましたが、特にドラレコ初心者さんになると製品スペックを見てもそれが凄いのか、どんあ機能が必要なのかが分からない方も多いと思います。

例えば

・画質がどの程度あれば良いのか?
・駐車監視システムは必要なの?

などですね。今回はそんなドラレコに求める最低限必要な機能と初心者さんでも取り付け簡単なドラレコについてまとめました。


ドラレコ 今年売れた低価格おすすめを紹介【最低限~もうワンランク上まで】

ここからは上記の最低限必要な機能を備えたドラレコと最低限の条件をクリアしつつ、あると便利な機能を搭載したおすすめのドラレコをいくつかピックアップしてみました。もちろん取り付けは簡単なものばかりです。

最低限の機能を備えたドラレコならコレ

もうワンランク上のドラレコならコレ

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こちらのドラレコは必須機能に加え駐車監視システムなどもうワンランク上の便利な機能を備えた低価格帯のドラレコです。

ドラレコ 録画中 ステッカーの効果は本当に凄い、安価で煽られ率低下

最近はドラレコを設置していないドライバーさんも、ドラレコだけじゃ心配なドライバーさんも「録画中ステッカー」を貼っている車をよく見かけます。


ドラレコを付けているかなんて注意深く見ないと分からないので「もしかしたら録画されているかも」と不安に思ってしまいます。


特に煽り気味の運転をしている自覚があるドライバーなら尚更ですね。


知っているかもしれませんがドラレコの録画映像をSNSにアップされて、それがきっかけで逮捕される悪質ドライバーも増えているので実際のところ「録画中」なんて文字を見たら不安になるので本当かどうかなんて関係ないです。普通のドライバーさんなら注意しようって気になります。


これは日本人の心配性な気質を上手く突いた方法だと思いますよ。


煽られ経験があるなら貼っておいて本当に損は無いです。

ドラレコ ドライブレコーダーに最低限必要な機能とは?

まずドラレコに最低限必要な機能(スペック)はこんな感じです。全てが搭載されている必要はありませんがぜひとも欲しい機能です。

画質(最低200万画素、できれば300万画素以上)

せっかく交通トラブルに備えてドラレコを設置しても肝心の画質が悪くて何が写っているのか分からなければ設置する意味がありません。フルHD搭載品をぜひ選びましょう。

熱暴走対策

ドラレコの故障の原因は事故などによる衝撃よりも熱暴走による故障のほうが実は多いです。基本的にドラレコはフロントの直射日光が当たる辺りに付けることが多いので、夏場に耐えられるか、どのくらいの動作温度範囲なのかをチェックしたほうが良いでしょう。

外国製の安いドラレコはこの熱対策が出来ていない製品もあります。日本製ならピンきりですが熱対策を全くしていない製品は殆ど無いです。

スーパーキャパシタ

事故の衝撃や熱暴走で故障した時に重要なデータが破損しないようにするスーパーキャパシタは必須です。

WDR(ワイドダイナミックレンジ)

特に夜間の録画やLEDの信号機の録画、逆光時は被写体や周囲の明るさによってせっかく録画した映像が見えにくくなることがあります。WDRはこのような状況下で光のコントラスト(明るさ)を補正して鮮明な画像が撮れるようにする機能です。

Gセンサー(衝撃録画)

大きな衝撃を受けた時にその時点のデータを記録して上書きしたり消さないようにする機能です。

必須ではないがあると便利なドラレコの機能

今度は必ずしも必要ではありませんが状況によっては搭載されていると便利な機能についてご紹介します。

駐車監視システム(駐車監視モード)

当て逃げ対策であると便利な機能です。しかしかすった程度の微妙なラインの当て逃げだと決定打に欠けるため衝撃を検知するくらい明らかにぶつかっている瞬間や加害者側がUターンでもしてあからさまに逃げる瞬間が録画できている必要があります。

仮に警察にデータを提出してナンバープレートがしっかり録画できている場合でもそれを当て逃げと判断するかどうかは警察次第となりますからね。

無線LAN(Wi-Fi)

Wi-Fi環境があれば録画したデータをスマホなどですぐ確認できるので便利です。

ノイズ対策

地デジやGPS機器を設置している場合はノイズ対策がされていない製品だと電波干渉して地デジが見れない、画像にノイズが走ることがあるのでこれらの機器がある場合は欲しい機能です。

FCWS / LDWS

前車へ接近しすぎた時に警報を鳴らすFCWSと車線をはみ出した時に警報を鳴らすLDWS
は自身の危険運転を抑止する目的で搭載されている機能です。自分が加害者にならないように注意したいという意識のある方は検討してみて下さい。

全方向対応、後部にもう一台

後部からの当て逃げや煽りに対抗するために360度全方向対応のドラレコが人気になっています。

後部からの追突や当て逃げ対策になりますが付ける目的は警察に証拠として提出する役目よりも加害者側の嘘や逃走を防止する精神的抑止、保険会社が過失割合を決定する時に優位に判断してもらう材料、自保険の等級を下げないためなど「やり逃げは絶対許さない」「泣き寝入りしたくない!」という方にはあって損のないドラレコです。

また後ろにもう一台別に設置するのも良いのですがやはろ配線が面倒なので初心者さんや車内のスッキリ感を損なう見た目を気にする方にはおすすめしません。

ドラレコは前だけじゃなくて後ろも必要か?

ドラレコの購入を検討する時に前方だけじゃなくて後ろも録画できるバックモニター搭載機を選ぶべきか迷う人って結構います。


まあ基本的には全方向録画できるほうが安全に越したことはないですが、とりあえず前だけでも構いません。


理由は、逮捕案件にまでなるほどの悪質ドライバーの場合は後ろから煽ってきて最終的には前方へ回り込みしつこく進路妨害したり、無理やり停車させて恐喝してくることが多いからです。


悪質ドライバーの場合は自分から証拠を残すというお馬鹿なところもあるので前方がしっかり録画できれば事足りることが多いんです。

結局のところドラレコは必要か?

そもそもドラレコは必要なのか?

被害にあって加害者が分かっていても加害者は基本的に嘘つきであったり自己弁護をします。警察を呼んでも証拠が無い場合はお互いの話を聞いて判断することになるので自分は絶対悪くないのにという状況でも過失割合を10:0にすることは絶対的に難しいです。

そこで被害者側がバカを見ないための対策としてドラレコを設置する方が多いのではないでしょうか。まあ最近は本当に悪質なドライバーが多いことも事実なので自己防衛のための保険と考えれば良いのではないかと思います。

ほんの数千円から2万円くらいの投資で未来が守れるなら本当に安いもの。

最近あったドラレコに助けられたニュース

2017年はドライブレコーダーの販売台数が100万台を超える異例のブームとなりました。火付け役となったのは2017年6月に起きた東名高速で起きたドライバー同士のトラブルによる夫婦死亡事故です。


そしてそれからしばらく経った11月4日にも同じ東名高速で19歳の男性が50代会社員の車を煽り急ブレーキをかけたことで後続車5台を巻き込む大事故になっています。


幸い死亡者は出ていませんがあれだけ煽り運転の危険性が叫ばれていても尚、同じような悪質ドライバーはいます。
関係ないんですこういった類の人は実際に自分が痛い目に合わないと。


でもこういった人は痛い目に合ったら逃げますからね、絶対に逮捕されるまで謝罪や自首なんてしません。


だからこちらが自己防衛して絶対に逃げ得にさせないようにするしかありません。


今回の件では事故当時に走っていた車にドラレコを積んだ方が多かったことから犯人の特定に至りました。逮捕された男性は容疑を否認(急ブレーキをかけていないと証言)していましたが複数のドラレコの録画データがあることから言い逃れ出来ない状態となっています。


もしドラレコのデータがなければ加害者の19歳男性の言い分が幾分か通ってしまい、被害者の会社員男性は追突しているので「十分な車間距離をあけていなかった」などと判断され、過失度合いが高くなっていたかもしれません。ドラレコデータがあったからこそ加害者逮捕までに至った具体的な例となりました。


このようにドラレコを積んでいれば、もし自身が理不尽な事故に巻き込まれたときに証拠を残すことが出来ますし、今回のように他の被害者ドライバーを救うことができる可能性が出てきます。自分が他のドライバーを助けてあげられるかもしれないし、もしかしたら自分が他のドライバーのドラレコデータで助けてもらえるかもしれません。

さいごに

最近はレンタルDVDショップのようなオマケ程度にちょこっと家電や通信機器を売っているようなお店でも4000円前後くらいで低価格ドライブレコーダーの取扱いを始めているところがあります。

もし通販じゃ間に合わないという方は最寄の家電量販店だけでなく、レンタルDVDショップなどを覗いてみると良いと思いますよ。お店も遅くまで開いてますしね。