藤井聡太 羽生喜治 初の公式戦【朝日杯】が2月17日開局!最年少優勝間近【速報:公式戦結果】

藤井五段 公式戦で棋戦史上最年少で優勝、6段昇格。彼に緊張という文字は無い!

2月17日午後更新
第11回朝日杯で午前中の羽生竜王戦で勝利を飾り決勝に進出した藤井五段、午後に広瀬章人八段と熱戦を繰り広げました。


もしかしたら優勝するのでは、優勝して欲しいという将棋ファンの期待に応える形で本当に優勝してしまいました。この優勝は棋戦史上最年少、史上初の快挙です。


ちなみに前記録保持者、加藤一二三九段の棋戦優勝記録は15歳10ヶ月(1955年)、新記録を叩きだした藤井五段は15歳6ヶ月でした。


藤井五段は四段から五段、六段昇格までをたった1ヶ月ほどで達成しており、これは驚異的なスピード昇段(出世)と言えますね。


そして優勝決定後すぐに6段に昇格となりましたので優勝インタビューでは藤井五段あらため藤井6段として記者のインタビューに臨んでいました。


なんと言うのか羽生竜王との対局後のインタビューでも言われていましたが15歳とは思えない落ち着きと貫禄で、もはや30代のベテラン棋士と思えるほどの風格を醸し出していました。


本当に中学生かよ、この人には緊張という感情が無いのかと思わされます。


どちらかと言うとインタビューの時のほうが緊張している感じで、雲の上の存在とも言える羽生竜王をはじめタイトルホルダー所持の諸先輩方と対局時には常に自分のペースで対局の臨んでいたように感じました。


本人も対局は自分のペースで出来たと公言していたのには驚きを隠せません。


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ただ今後も活躍が期待される藤井聡太五段ですが、あまりにも順調すぎる出世と有名な先輩方を次々と倒していく状況に古参の先輩方や古くからの将棋ファンの方からの風当たりが強くなるのではないかという心配を老婆心ながらしてしまいました。


もしそうなったとしてもこれを有名税として受け止めながら、今後も普段どおりの落ち着いた藤井聡太さんであって欲しいと思います。


余談ですが今回の藤井五段の公式戦優勝、初の快挙ということでスポンサーがついてCMやテレビ番組への出演オファーなど、2018年は将棋以外でも彼の活躍を目にする機会が増えるかもしれませんね。


今でさえプロ棋士を目指す子供達のヒーロー的な存在となっていますが、色々なジャンルのメディア出演ともなればさらに認知度が高まって子供達のファンが増えそうです。


2018年で最も活躍した人になるかも。
今後の活躍に期待大です。


第11回朝日杯、決勝は藤井五段 vs 広瀬八段。藤井五段の最年少優勝が目前

2月17日午前更新
藤井五段とが羽生竜王の対局は藤井聡太五段の勝利、久保利明王将 vs 広瀬章人八段の対局は久保利王将の投了で広瀬八段の勝利に終わりました。

会見で藤井五段はインタビューを受けて「あこがれの存在である羽生竜王と戦えて感無量」と勝利の余韻にしみじみ浸っているように見受けられました。


さらに「藤井五段は緊張はするんですか?」
と会見で質問が出るほど終始落ち着いた差しまわしで、対局全体を見るとほぼ藤井五段の完勝とも言えるくらい優勢な駒運びでした。中学生とは思えないほどの強メンタルの持ち主ですね。

羽生竜王も藤井五段との対局を振り返り「しっかりとした安定感のある差し回し」と彼を評しました。


というわけ決勝は決勝進出は藤井五段 vs 広瀬八段の対局となります。決勝は同日17日14:15からとなっています。

今回の朝日杯将棋オープン戦は藤井五段が公式戦での羽生竜王というタイトルホルダー攻略でその実力がホンモノであると証明した場にもなりましたが、藤井五段と広瀬八段はどちらが勝っても初優勝となり後半戦も目が話せない対局となりました。

しかも藤井五段にとってこの朝日杯での優勝は6段昇段、最年少での優勝がかかっている非常に重要な意味をもつ対局です。


2月14日更新分
最近の将棋ブームの火付け役となった藤井聡太 五段と羽生喜治 竜王の初の公式戦(朝日杯 決勝 準決勝)が2018年2月17日に開局されます。

お2人は2017年3月26日(獅子王戦)と同年4月23日(炎の七番勝負)に対局しておりなんと藤井聡太さんは獅子王戦にて羽生喜治 竜王に非公式戦ながら勝利しているんですね。

残念ながら炎の七番勝負では敗北してしまいましたが、羽生竜王に勝ったという事実があることから公式戦でも勝利する可能性を十分に秘めています。

今回の朝日杯は期待のルーキー 藤井聡太産 五段の対局ということで元々、注目を集めていた公式戦ですが対局相手が永世7冠である羽生喜治名人であることが、さら2月17日の公式戦の注目度を高めています。

もし公式戦で藤井五段が勝利することがあればさらに将棋ブームが過熱するが予想されます。藤井五段のメディアへの露出も増えそうです。


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藤井聡太 五段のこれまでの戦績と勝率【羽生竜王に勝てる可能性】

さて多くの将棋ファン、藤井聡太ファンの間で気になるのは藤井聡太さんが羽生喜治二冠に勝てる勝率はどのくらいなのかという点だと思います。

そこで過去の藤井五段の公式戦での戦績と勝率をチェックしてみました。下記の戦績を見ると直近の公式戦までで62勝11敗という驚くべき勝ち星を獲得していますね。


1   12・24   ○    加藤一二三九段 竜王戦6組
2   1・26    ○    豊川孝弘七段 棋王戦予選
3   2・9     ○    浦野真彦八段 竜王戦6組
4   2・23    ○    浦野真彦八段 NHK杯予選
5   2・23    ○    北浜健介八段 NHK杯予選
6   2・23    ○    竹内雄悟四段 NHK杯予選
7   3・1     ○    有森浩三七段 王将戦予選
8   3・10    ○    大橋貴洸四段 新人王戦
9   3・16    ○    所司和晴七段 竜王戦6組
10  3・23    ○    大橋貴洸四段 棋王戦予選
11  4・4     ○    小林裕士七段 王将戦予選
12  4・13    ○    星野良生四段 竜王戦6組
13  4・17    ○    千田翔太六段 NHK杯1回戦
14  4・26    ○    平藤真吾七段 棋王戦予選
15  5・1     ○    金井恒太六段 竜王戦6組
16  5・4     ○    横山大樹アマ 新人王戦
17  5・12    ○    西川和宏六段 王将戦予選
18  5・18    ○    竹内雄悟四段 加古川青流戦
19  5・25    ○    近藤誠也五段 竜王戦6組決勝
20  6・2     ○    澤田真吾六段 棋王戦予選決勝
21  6・7     ○    都成竜馬四段 上州YAMADA杯
22  6・7     ○    阪口 悟五段 上州YAMADA杯
23  6・7     ○    宮本広志五段 上州YAMADA杯
24  6・10    ○    梶浦宏孝四段 叡王戦予選
25  6・10    ○    都成竜馬四段 叡王戦予選
26  6・15    ○    瀬川晶司五段 順位戦C級2組
27  6・17    ○    藤岡隼太アマ 朝日杯OP戦
28  6・21    ○    澤田真吾六段 王将戦予選
29  6・26    ○    増田康宏四段 竜王戦決勝T1回戦
    7・2     ●    佐々木勇気五段 竜王戦決勝T2回戦
30  7・6     ○    中田功七段 順位戦C級2組
31  7・11    ○    都成竜馬四段 加古川青流戦
    7・21    ●    三枚堂達也四段 上州YAMADA杯
32  7・24    ○    西川慶二七段 棋聖戦予選
33  7・24    ○    阪口悟五段 棋聖戦予選
34  7・27    ○    平藤真吾七段 銀河戦
    8・4     ●    菅井竜也七段 王将戦予選
35  8・10    ○    高見泰地五段 順位戦C級2組
36  8・15    ○    小林健二九段 王位戦予選
37  8・22    ○    大石直嗣六段 朝日杯オープン戦
38  8・22    ○    竹内雄悟四段 朝日杯オープン戦
    8・24    ●    豊島将之八段 棋王戦挑戦者決定T2回戦
    9・2     ●    井出隼平四段 加古川青流戦
39  9・3     ○    森内俊之九段 NHK杯T2回戦
    9・7     ●    佐々木大地四段 新人王戦準々決勝
40  9・14    ○    佐藤慎一五段 順位戦C級2組4回戦
41  9・20    ○    小林健二九段 王座戦予選
42  9・27    ○    竹内雄悟四段 棋聖戦1次予選
43  10・6    ○    宮本広志五段 朝日杯オープン戦
44  10・9    ○    佐々木大地四段 叡王戦予選四段戦準決勝
45  10・9    ○    杉本和陽四段 叡王戦予選四段戦決勝
46  10・12   ○    星野良生四段 順位戦C級2組5回戦
47  10・19   ○    小林裕士七段 王位戦予選
48  10・26   ○    藤倉勇樹五段 銀河戦本戦ブロック1回戦
49  11・2    ○    脇謙二・八段 順位戦C級2組6回戦
50  11・21   ○    平藤真吾七段 王座戦1次予選
    11・23   ●    上村亘四段 銀河戦本戦ブロック2回戦
51  11・24   ○    北浜健介八段 王位戦予選
    11・29   ●    大橋貴洸四段 棋聖戦1次予選
52  12・7    ○    高野智史四段 順位戦C級2組7回戦
    12・10   ●    稲葉陽八段 NHK杯T3回戦
53  12・15   ○    屋敷伸之九段 朝日杯オープン戦2次予選1回戦
54  12・15   ○    松尾歩八段 朝日杯オープン戦2次予選2回戦
    12・23   ●    深浦康市九段 叡王戦本戦トーナメント1回戦
55  12・28   ○    豊川孝弘七段 期王座戦1次予選
    1・6     ●    大橋貴洸四段 王位戦予選
56  1・11    ○    中田功七段 竜王戦5組
57  1・14    ○    澤田真吾六段 朝日杯オープン戦1回戦
58  1・14    ○    佐藤天彦名人 朝日杯オープン戦準々決勝
59  1・19    ○    矢倉規広七段 順位戦C級2組8回戦
60  1・25    ○    村田智弘六段 王座戦1次予選ブロック決勝
61  2・1     ○    梶浦宏孝四段 名人戦・順位戦C級2組9回戦
62  2・5     ○    南芳一九段 王将戦1次予選1回戦


勝率を計算すると藤井五段は

本年度は対局数64(53勝11敗)で勝率0.8281
通算では対局数74(63勝11敗)で勝率0.8513


対して羽生竜王は

本年度は対局数49(28勝21敗)で勝率0.5714
通算では対局数1960(1394勝564敗)で勝率0.7119


通算勝率に関しては藤井五段と羽生竜王では経験数があまりにも違いすぎるので比較しても仕方がありませんが、本年度の勝率で言えば藤井五段の勝率は驚異的と言えます。

いうなれば藤井五段は2018年は始まったばかりと言えど絶好調と言えるのではないかと思います。羽生竜王から公式戦で勝利を勝ち取る確率も決して低くはないのです。


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藤井聡太 vs 羽生喜治 公式戦 中継は何時から何処で見れる?

テレビでは
・CSテレ朝 10:30から


ネット媒体では
・ニコ生で10:20から
・AmebaTVで8:20から
・朝日新聞DGで10:30から

その他ではスカパーでも見れます。

対局自体は10:15から準決勝、決勝が14:15からとなっています。

藤井聡太 五段の公式戦勝利で将棋ブームが再加熱!プロを目指す子供達が急増

もし今回の公式戦(朝日杯)で藤井聡太五段は羽生喜治竜王に勝利し、さらに決勝で対局する可能性のある久保利明王将または広瀬章人八段に勝利し優勝することがあれば、藤井聡太フィーバーと将棋ブームの再加熱、プロ棋士を目指す子供達が急増するでしょうね。

プロ棋士の道は決して簡単ではありませんが、取掛かりや経済面でも入門ハードルは低いのでいまや親御さんの中にもわが子がプロ棋士を目指すことを応援する家庭も増えてきています。

またプロまでは考えていないけど将棋は脳育になるし、テレビゲームに熱中されるより健全だということで子供の将棋クラブへの入門を後押しする親御さんも多いですね。

ちなみに将棋クラブなどへ入門する場合の月謝は6000円程度とかなり庶民的、フィギュアスケートの場合だと1時間のコーチで1万円はかかる言われているので経済的なハードルも低めです。

プロ棋士への道、プロ棋士のハードル【奨励会への入門と強制退会】

現在プロ棋士の数は162名となっており全国の将棋人口が1000万人います。その中でプロ棋士になるための登竜門「奨励会」の会員数が178人います。

プロ棋士になるためにはまずプロ棋士育成機関的な組織である「奨励会」に入門する必要があり、入門にも試験があります。

この奨励会で最低四段になることがとりあえずの目標です。
とは言うもののこの四段になるまでに奨励会を去ってしまう人も少なくありません。その理由は後述します。

プロ棋士になれるのは年間何人?

年間何人がプロ棋士になれるかですが原則年2回開催される三段リーグで上位2名に入る必要があります。なので年間4人がプロになれる計算です。

この三段リーグには厳しいルールがあって「最長4期在籍可能ですが勝ち越し延長は認められず、また、在籍中に二段降段は退会」というルールがあります。

奨励会には、この二段降格での退会以外にも三段リーグにたどり着く前段階でも2つの退会処分ルールがあります。

奨励会を退会処分になるルール

①26歳までにプロ(四段)にならないと退会処分
②21歳までに初段にならないと退会処分
③三段リーグ編入後(四段)に二段降格になると退会処分

プロ棋士になれなかったら

プロ棋士を目指しながら夢が叶わなかったという方のお話をテレビで放送していたことがありましたがプロを目指すにはずっと将棋のことを考えるくらいの覚悟が必要で、もしプロになれなかった場合は就職などかなり厳しいということでした。

プロ棋士を目指す方の中には高校も行かないでという方もいましたし、世間的には将棋=遊戯(趣味)という認識が根強く野球などに比べて職業として認められにくいという現実があります。

ただこれから先、プロ将棋がプロ野球なみに職業としての地位を獲得する可能性も無いわけではありません。現時点ではそれなりの覚悟と夢が叶わなかったときに別の道に歩みやすい段取りはしておく必要はあるということですね。

プロ棋士の収入【生活できるレベルなのか】

プロ棋士の収入源は大きく分けて公式戦での賞金と対局料の2つがあります。

賞金は公式戦で勝たなければなりません。
対して対局料は勝ち負けに関係無しに支払われます。


ちなみに下記が2016年度のプロ棋士 賞金&対局料 上位10名です。
賞金&対局料は推定です。

1 羽生善治 三冠 9,150(11,900)
2 渡辺 明 竜王 7,390(4,577)
3 佐藤天彦 名人 5,722(2,616)
4 糸谷哲郎 八段 3,543(5,531)
5 山崎隆之 八段 3,206(1,346)
6 郷田真隆 王将 3,185(2,467)
7 豊島将之 七段 2,492(2,459)
8 丸山忠久 九段 2,210(1,106)
9 三浦弘行 九段 1,997(1,989)
10 深浦康市 九段 1,849(2,373)

(カッコ内は2014年の獲得額/単位(万))


トップ10入りでやっと高額所得と言えるくらいの収入ですね。

ちなみに2月17日の朝日杯の賞金は750万円となっており、1回優勝するだけでサラリーマンの上位3%と言われる年収700万円層の仲間入りです。

藤井聡太 五段が賞金や対局料で買いたいもの、好きなテレビ番組

プロ棋士になって将棋ファンのアイドル的存在となった藤井聡太 五段、ちょっとここで彼が対局料で買いたいもの(欲しいもの)や好きなものって何なんだろうって気になりませんか?

彼が欲しいもの、それは将棋研究用のパソコンなんだそうです。本当に将棋が好きで好きで勝ちたくて勝ちたくて仕方ないんですね。

また好きなテレビ番組は「ブラタモリ」なんだそうでタモリさんの魅力は現代の中学生をも虜にしてしまうんだなと改めて感心した次第です。

藤井聡太さんにモテ期到来

年明けからの藤井聡太 現五段の活躍はお年寄りの遊戯という認識が多かった将棋において子供から若年層まで今まで将棋に興味が無かった層にまで一大ムーブメントを巻き起こし、今もそれが続いています。

おそらく2月17日の公式戦では子供達までもテレビやスマホで試合チェックしていることでしょう。勝敗決定後はニュースなんかでも大きく取り上げられそうです。

ちなみに藤井五段は今年のバレンタインデーには持ちきれないほどのチョコをもらったそうです。

「今まで全く縁がなかったので・・」とハニかんで人生初のモテ期に戸惑いながらも「応援して頂けるのはありがたく思っています」と謙虚に語っていました。

人生初と公言する正直なところなど、こういった飾らない素朴で可愛らしいところも藤井聡太さんが愛される理由なのかもしれませんね。


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