もいもいという面白い絵本を見つけました。
ツイッターで「もいもい」というキーワードが話題になっていて一体何のことなのか気になって調べたところこの絵本のことでした。
大人の私から見ると本当に子供のイタズラ書きのようにしか見えない不思議な絵本なんですがこの絵本が今、赤ちゃんの興味を釘付けにしているとのこと。
このもいもいという絵本は赤ちゃんが最も興味を示したイラストを「もいもい」というキャラクターにした絵本で監修は東大の赤ちゃんラボの開一夫教授、作者は市原淳さんです。
完成までに2年かかったそうです。
目次
もいもいを見せた赤ちゃんの反応、ママさんの口コミ
実際の購入したママさんの話によると他の絵本ではまったく反応してこれなかったのにこれにはすぐに興味を示してページをめくり出したとのことで赤ちゃんのぐずり対処にひとやく買っているみたいですね。
実際にもいもいの絵本で赤ちゃんが泣きやんだという口コミもありました。
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レビューはこちら↓↓
もいもいをジ~っと見つけて目を離しません。
気になるみたいでずっといじってますよ
グズった時に見せると泣き止みます。
さすが研究されているだけありますね。
もいもいという言葉の響きが赤ちゃんには心地よいみたいです。
もいもいの絵本はどのくらいの年齢の赤ちゃんにおすすめ?
もいもいを購入したママさんの口コミを見ると↓↓
反応を示してくれたという書き込みに限定したレビューから調査すると下の年齢は2ヶ月、上は3歳で良い評価をあげてくれている口コミがありました。
なので乳幼児~保育園に通う年齢の子供であれば、もいもいに興味を示す可能性が高いということですね。
もいもいを製作した経緯、赤ちゃんが本当に好きな絵の決め方
現行出版されている赤ちゃん用の絵本は赤ちゃんの専門家からコメントをもらったに過ぎない絵本なので「本当に赤ちゃんが好きかどうかは分からない」とのことで、本当に赤ちゃんが好きな絵本を作ろうと思ったそうです。
でもどうやって言葉のしゃべれない赤ちゃんが好きな絵を探し出したのか気になりませんか?
まずいろいろな実験の中でモイモイという言葉に対して赤ちゃんがどんな形をイメージするのかを探るために色々なイラストを見せました。
すると他の絵の3倍赤ちゃんが興味を示すイラストが見つかりました。
それがこの絵本のキャラクターになった「もいもい」です。
どうやら赤ちゃんは丸(円)に興味を示す傾向にあるらしく、中身の絵本には円形をモチーフにした絵柄がカラフルに描かれています。
なので大人が読み聞かせするためのストーリーはありません。ほんの僅かな文字はあります。
また開一夫教授監修の赤ちゃんが本当に好きな絵本にはシリーズがあります。
それが「うるしー」と「モイモイとキーリー」の2冊です。
もいもいを含めこれら2冊を見ると赤ちゃんが興味を示しやすい絵柄が円形と原色を派手に使っている絵本ということが見えてきます。
うるしーはどんな絵本?
うるしーはクマの手品師のキャラクターが「うるうるうるしー」の呪文で帽子の中から色々な物を出します。
もいもいと同様にストーリーはありません。
出版前の実験で赤ちゃんに2つのキャラクターを見せてより興味を示したほうを残していき人気No.1のキャラクターを選んでいます。
それがこのクマの手品師です。
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モイモイとキーリーはどんな絵本?
モイモイとキーリーは赤ちゃんにモイモイとキーリーという言葉を聞かせたときに赤ちゃんが思い描いている形を絵本にしています。
絵本の中身はモイモイを始め、色々な言葉から赤ちゃんがイメージしたであろう形が描かれておりストーリーはありません。
赤ちゃんが思い描く言葉と形のつながりを絵本にした心理学のような内容です。
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大人の感性で子供の絵本を選ぶと失敗するという良い気付きになった
これらの絵本を見てかろうじて私のような大人でも意味が分かったのは「うるしー」だけでした。
理由はイラストが具体的(バナナとかちゃんとした名前のある物の形)だったからです。
赤ちゃんが興味を示す言葉や形は赤ちゃんが好きかどうかは関係なくて、脳に刺激を受けている状態(釘付けになっている状態)なんだなと改めて勉強になりましたね。
絵本製作前の実験でも赤ちゃんとママ(大人)が興味を示す絵は対象的で大人の感性で子供の絵本を選んでも失敗する可能性が高いということが分かりました。
大人が見ると全く意味が分からない絵本ですが、さすが東大ですね。
実際に赤ちゃんに読み聞かせたママの評価は高かったので赤ちゃんが興味を示すというのは本当なんですね。
楽天ブックス>>もいもい/市原淳/開一夫